カーマフラーの働き

カーマフラーとは、一般的には自動車の車体後方の下部から覗いている金属製の排気管のことです。普段、私たちが目にする部分はほんの数十センチメートルですが、実際には車体内部のエンジンまで繋がっています。そのため、エンジンを車体前方のボンネットに内蔵している車であれば、その全長は車体の4分の3ほどあります。しかし、本来は排気装置の最後部にあるサイレンサーとも呼ばれる消音装置のみを指してそう呼びます。
その最も大きな役割は消音です。車はエンジン内部で空気とガソリンを混合して着火し、それによって起こる爆発のエネルギーを利用して走行します。この時生じる燃焼ガスをマフラーを通して排気するのですが、この爆発は走行中に連続的に起きており、その時生じる音はとても大きなものです。そのため、マフラーは排気しつつこの音を消す役割を担っています。
具体的には、内部に入り組んだ複数の仕切りがあり、開ける仕切りの数や開き具合によって排気量と消音のバランスを取っています。開いている仕切りが多ければ排気がスムーズになり、閉まっている仕切りが多ければ消音効果が高まります。また、仕切りの開閉はエンジンの回転数を左右し、開いている仕切りが多い状態では高回転、閉まっている仕切りが多い状態では低回転となります。高回転の方が燃費が良く、低回転の方が消音効果があります。どちらに比重を置いているかは製品によって異なるので、乗り方の方向性や使用するシーンに合わせて選ぶことになります。

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